一印かまぼこ屋のはじまり
1850年江戸時代末期 創業
糸魚川では鱈(たら)が豊漁でこれおをなんとかできないかと考えた初代・松本松兵衛が、豆腐と米粉を加えて練上げ、竹ぐしに魚肉を巻き、炭火で焼く竹輪のようなものがはじまりとされています。出荷には低温保存の方法がなく、人や馬によって長い日数かけて運ばれる時代に、竹輪の穴に塩を詰めて日持ちをさせたと伝わっております。
[一印かまぼこ屋 現在のくし形かまぼこ]
明治時代の中頃までは、糸魚川には「かまぼこ」を作る四十物師が47軒あって竹輪を信州方面に盛んに出荷しており、さらに関東方面にも行き渡り、大正末期まで東京では竹輪のことを「越後」という隱語で呼んでいたそうです。その後、くし形に(半円形)変わり現在まで受け継がれております。糸魚川は越後のかまぼこの発祥地であるらしいです。
現在、糸魚川では「一印かまぼこ屋」が最後1軒のかまぼこ屋になりました。
一印かまぼこのこだわり
昔ながらの製法にこだわり、すべての商品を石臼を使い手作業で仕上げております。時間も手間もかかりますが、魚の繊維を壊さず石臼で練り上げるすり身には、ほどよい弾力と歯ごたえ魚本来の旨味を生み出すことができます。
地域あっての一印は、地域(糸魚川)を大切にしています
- 市内小学生の社会科見学の受入れ
- 自立支援施設入所者の体験学習
- 糸魚川各地でのお祭り
- イベントへの出店
糸魚川土産として、故郷の味として、愛され続ける一印のかまぼこ・・・
会社概要
会社名 | 有限会社一印かまぼこ屋(いちじるしかまぼこや) |
創業 | 嘉永三年 |
代表者 | 松本 良子 |
所在地 | 新潟県糸魚川市寺町2-7-8 |
TEL. | 025-552-0411 |
FAX. | 025-552-1555 |
info@ichijirushi.com | |
主な商品 | くしがたかまぼこ、さつま揚げ、かまぼこメンチ、 めぎすつみれだんご、オリジナルメッセージかまぼこ |
取引先 | 一般個人、市内学校給食、市内スーパー、観光物産店、道の駅 |